今回はポスティングに役立つ『顧客プロファイリング』について解説します!
ターゲットの心理を分析することで潜在的顧客ニーズの発見や今後の販売戦略にも繋がります。
そもそもプロファイリングとは犯罪捜査における犯人像の分析技法で、犯罪の特徴をもとに統計的なデータや行動心理学などを用いて犯人像を推論するものです。 参考記事
しかし、プロファイリングの本来の意味は様々なデータに基づく『統計学』がベースになっており、犯罪捜査だけを対象としたものではありません。
顧客ターゲットの年齢、住所、趣味嗜好などから消費者の今後の購買行動を分析することを『顧客プロファイリング』といいます。
顧客プロファイリングを利用することができればポスティングなどによる反響率が大幅に向上させることができ費用対効果の高い広告宣伝が可能です!!
今回はポスティングなど広告宣伝する前に必ず必要な顧客プロファイリングの仕方について解説していきます。
1.データ収集
顧客プロファイリングするにはまずはこれまでの顧客データを集める必要があります。
ポスティングでしたら、当然のこと過去のポスティング結果です。
どこのポスティング会社に依頼して、どのエリアに何枚、配ってどこのエリアが反響がよかったのか、軒並み配布だったのか集合住宅のみなどの配布方法だったのか、また反響があった人の年齢、性別、住所、収入帯、などただチラシを配るだけのポスティングからでも様々な情報を得ることができます。
このデータを前回までに収集できていないのであれば今回から必ずしましょう!
このデータが広告宣伝をする上で非常に大事なデータになってくるのです。
2.分析・プロファイリング
そしていよいよここからプロファイリングに入っていきます。
なぜ前回のポスティングでは思ったような結果が出たのか出なかったのかどうかを考えていきましょう!
その原因を一つ一つ、考えていきます。
例えば不動産の新築物件のポスティングで小学校の近くで反響があったとします。それはなぜでしょうか?
なぜなら保育園、幼稚園、小学校の近くにはそこの学校に通っている家族が住んでいる可能性が高く、お子さんの成長に伴い部屋が手狭に感じて来る頃だからです。
また、保護者同士の付き合いなども増えてきて、今まで集合住宅で暮らしている主婦はもっといい家に引っ越してママ友を招待したりしたいと考えるようになり、チラシが入ってくるたびにチェックするようになります。
建物としてはファミリー賃貸に住んでいる人が多いです。特に最近のメゾネットタイプの物件に住んでいる人はおしゃれな家に住みたいという願望が強い傾向にあり、反響が出やすいターゲットになってきます。
ですので不動産の新築物件のチラシは、保育園、幼稚園、小学校の近くの方が反響が出る可能性が高いです。次回以降のポスティングでは物件からの配布エリアに学校があるようならそこを中心に配ったりするといいでしょう。
大きい工場があるエリアなどでは、大きな社員寮があったりして、反響が出辛い分野のチラシもあるためその場合は避けた方がいいでしょう。
他にもチラシのキャッチコピーの問題もあるかもしれません。キャッチコピーのキーワードを狭く設定しすぎて届けたいターゲットに上手く、刺さっていない可能性もあるからです。チラシのデザイン、キャッチコピーも反響を作用する非常に重要な要素になるので必ず確認しましょう。
このように一つ一つのデータを分析することで今後の広告宣伝に非常に役立つ情報が得られます。
予測の部分も大いですが反響が出る可能性が0.001%でも増えれば反響も変わってくるのでぜひ試してみてくださいね!
ちなみにデータを分析するときはマインドマップという無料サービスを利用するのがおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?プロファイリングを利用することで消費者心理を理解することにも繋がり、より効果的な企業戦略を立てることができるでしょう。
クラシードグループでは、顧客プロファイリングを利用したより効果的なポスティングエリア選定、配布方法などをご提案いたします。