ポスティング業界の歴史は、江戸時代に商店が顧客へ配布した「引札(ひきふだ)」に遡ることができます。
ただ当時、この引札を専門に配布していた業者が存在していたかは不明です。
今日のポスティング業誕生の背景には、第二次大戦後に企業経営にマーケティング重視の販売促進手法が取り入れられ展開されたこと。
特に商業、サービス業では、立地地域での広告宣伝を活発化させたことなどがあり、さらには経済の発展とともに多様な業種が誕生したことなども、チラシやDMなどの配布量を増加させた要因となっているそうです。。
定説ではないにしても昭和40年、1965年頃に大阪で初めてのポスティング業者が現れたと考えられているのが一般的です。
さらには、ポスティング業の発展要因をその業界特性で見ますと、多くのチラシを扱っていた新聞折込広告が新聞購読者に限った配布になってしまうこと、また扱う広告物はチラシがメインでDMやサンプルを取り扱えない限界と制限があるのに対して、ポスティング業には、配布エリアと配布物の選択の自由さの面で優位性を保つことが可能ということが指摘できます。
ポスティング業界では、新聞の一般家庭購読者数の減少傾向も業界には、好影響を与え続けていると考えています。
特に若い世代での新聞購読者数減少は、歯止めが効かなく、その分ポスティング業によるチラシ配布は、今後も増加の一途を辿ると業界は予想しています。