今や小学生でもパソコンやスマートフォンを持つ時代。
老若男女、誰もがいつでもどこでもインターネットに接続可能です。
特に最近は、Wi-Fi環境もしっかり整備されてきていて、より長時間、そして多くは無料で人々はネットに接続しています。
それこそネットの黎明期には、インターネットの利用量に応じて月々の利用料金が 変動する従量課金制でしたが、ここまで普及しますとそれだけインターネットを閲覧する機会が多くなっていることがいえます。
広告媒体として考えると、インターネットが集客のためのツールとして強く認識されているのも6年連続で2桁成長を遂げ、電通発表ではインターネット広告費(媒体費+広告制作費+「物販系ECプラットフォーム広告費」)は、前年比119.7%の2兆1048億円となり、テレビメディアの1兆8612億円を2019年にはついに上回りました。
そんなインターネット広告。
今最も注目されているの「コンテンツマーケティング」という概念をご存知でしょうか?
コンテンツマーケティングとは、インターネットを含むあらゆるコンテンツの制作&発信を通じ、最終的に集客していく手法のことです。
上記の図を見ればわかりますが、その考え方の根底にあるのは、顧客を集めるだけでなく、見込み客を自ら育てていくことです。
インターネットが普及する前までは、見込み客の育成を含む創客のその大半を営業マンが担っていたのですが、それをデジタル上で行うのがコンテンツマーケティングの特徴です。
創客の流れとしては、メインサイト(ホームページなど)にユーザーを集め、メールアドレスなどのリードを獲得し、定期的に情報を配信しつつ、最終的な成約へと繋げていきます。そのうえで、リピーター(ロイヤルカスタマー)へと顧客を育てていく訳です。
言葉で表現するとシンプルな流れとなっていますが、サイトに実装することは生半可なことではありません。
サイトの設置からコンテンツ管理システム(Content Management System:CMS)の設定や運用など、やるべきことはたくさんあります。
それらすべてを外注した場合、どのような企業のどのサービスを利用するのかにもよりますが、最低1,500万円ほど必要になるものもあるようです。
それだけの費用を捻出できるのは、一定の体力がある企業だけですね....。
要は「専門知識がないとうまく使いこなせない」ということです。
そうなると、多くの中小企業はコンテンツマーケティングに取り組めないか、あるいは内製化していくしかありません。ただ、すべてを自社でやろうとすると、結果が出るまでに時間がかかるだけでなく、人材育成も必要となります。
一方で、チラシを配布するだけであれば、今あるリソースで十分賄えることは周知のことです!
問題となるチラシデザインや印刷、配布に関しても、外注してしまえば手間は全く掛かりません。
そしてそのようなニーズは、日本全国どこでも存在します。
それは、日本全国で飛込み営業を数多く敢行してきた私自身が肌にヒシヒシと感じたことで証明できます。
かつて1エリアで1つも仕事を取れなかった事実がないからです。
通常、飛込み営業なぞ、ご経験がある方ならお分かりでしょうが、100社訪問して良くて5社、タイミングが悪ければ2社ほどしか、こちら側の話を聞いてもらえないでしょう。
話が脱線しますが、私の前職は屋根屋です。
もちろんリフォームの飛込み営業もしたこともあります。
その時の成約率なんて酷かったです....。
1/1000とかでしょうか。片やポスティングの営業は1/25位かな。
その差は歴然。
40倍。
それほどポスティングの需要は高いのです。
しかしながらインターネットが普及したことで、広告のあり方は大きく変わったことは紛れもない事実です。
でもね。地域密着型の集客手法は、昔と大きく変わっていないのもまた事実。
全国ブランドのデリバリー企業であれば、大々的にテレビCMをやることも可能ですが、そうでない中小零細企業の場合、やはり頼れるのはポスティングなのです。
ポスティングによって各世帯に届けられる広告は、徐々に手に取ったユーザーの記憶へと浸透し、いざというときに利用してもらえる可能性が高まります。特にピザや宅配寿司などのデリバリー系のチラシは効果絶大です。
例えば、「パパが出張だし、雨が酷く降っているから今夜は出前でも取ろう!」となった時「そういえば、この前チラシがポストに入っていたな」と、即時購買意欲を喚起させることになります。
また不動産業などであれば、毎月のポスティングによって、必要なタイミングで思い出してもらえます。
例えば、若い夫婦に第一子を懐妊したタイミングで、「そういえばあのハウスメーカーのチラシが入っていたな」と思い出す訳です。
このようにチラシは、インターネット広告ではリーチできない層にもアプローチできるなど、独自の効果を発揮する広告媒体なのです。
とくに近年、アナログでありながら効果が高いチラシは、改めて注目されています。
狙ったターゲットに対して確実に届けられるチラシは、これから先も、必要な広告ツールであり続けるでしょう!!