レオパレス21の賃貸アパートに施工不良が、
相次いで見つかっている問題が世間で耳目を集め始めていますね。
図面では、外壁に耐火性の高い「グラスウール」が使われるはずが、
実際には『発砲ウレタン』が使われていた。
これは、正直すでに人が安全に住めるレベルのものではなく、
集合住宅としての住処としては絶対にありえない状況です。
さらには、「界壁」すらない建物すらあったとのことで、
これは、防火と防音のためにすべてのアパートに絶対に必要なもの....。
建築基準法第30条及び建築基準法施行令第114条第1項に違反となり、
もはや驚きを通り越し、あきれるばかりです。
この施工方法を全国規模で1996年から平然と
建設してきた責任は重い...と感じざるは得ません。
建築基準法を無視ししながら、且つアパートオーナーからは、
多額の建築費を1億円以上も請求してきた事実....。
今後レオパレスは、経営環境が厳しくなり、
経営状況もひっ迫することは、間違いのない事実です。
私は、20年弱ほど建設業界に身を置いていましたので、
レオパレスの下請け工事に何度も入ったことがありますので、
正直、「やっと発覚したのか」というのが率直な感想です。
レオパレス21は、それほど忙しくない地元の建設会社や工務店に
まるでプラモデルを組み立てるような簡易的な図面で現地で施工していました。
内装業者ではなかったので界壁や外壁の内側などは、関知していませんでしたが、
現場に携わる職人や段取師の間では、「こんな造りで大丈夫なん?」とか、
「この仕様で坪単価○○万円は、高いだろう!!お施主さんが可哀そう....」
などと15時のお茶の時間に話し合ったことを今でも鮮明に思い出せます💡
何も知らない素人の地主さんやアパート経営を目指して、
銀行ローンで建ててしまった、大家さんは本当に被害者ですね....。
レオパレス側は、家賃保証を継続しつつ、
改修工事費用も全額保証するとしていますが、
未だに負担する費用の総額は見通せていないようです....。