今回もポスティングチラシ作成の際に役に立つ心理学をご紹介いたします。
みなさんは「ストループ効果」というものをご存知ですか?
ストループ効果とは、独立した2つの情報が関連付けられて記憶される人間特有の効果です。
1935年に提唱された効果です。
ストループ効果が問題になるのが、色と文章の意味が異なる時に起きる時です。
赤、青、黄など色を示す文字が異なる色で書かれているときに本来の文字が示す色とは異なることからこれを正確に認識することができないケースが多くなるという問題です。
ストループ効果に陥ったデザインの実例
これだけ聞くと「それ、当たり前じゃん!」と思われるかもしれませんが、チラシ作成の経験がないと意外と起きがちな問題でもあるのです。
例えば「自然を大切にした、緑豊かな内装!」みたいな見出しなのに、そのHPなどの写真などをみてみると団体旅行の写真や宴会の写真ばかり…
これだと情報を受け取る側が何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
他にも「和気あいあいとしたフレンドリーな職場」を勧めたいのに、使っている写真は真面目にデスクに向かっている写真だったり…
これらの違和感は情報を受け取る側がストレスを感じ、整合性の取れていない情報を相手に与えてしまうと、話を聞いてもらえなくなる原因になったりもしてしまいます。
上記の文字情報と色情報が干渉し合って答えがでにくくなる状況ですね。
細かいところでも、これら整合性の不一致はあるものです。
ではどうしたらこういった状況を防げるのか?
低価格をアピールポイントにするのであれば商品の広告画像には安い商品が大量に積まれているものを選ぶことが必要で、高級なものを美しく陳列された様子を掲載したのではイメージが異なってしまいなかなか良い効果を生み出さないことになるのです。
このようにストループ効果における広告内容と実際の画像との整合性をしっかりと打ち出すことが効果的なマーケティングにつながるのです。
普段何気ないところでもストループ効果に陥っていることがあります。
ストループ効果は「利用する」というよりも「陥らない」ように注意することが大切です。
反響の出るポスティングをするには効果的なチラシデザインが必要不可欠です。
チラシのデザインは無料でテンプレートをダウンロードしたりすることでコストをかけずに作ることも可能です。
しかし、全くマーケティング知識がない状態で作成したチラシではなかなか効果は得られません。
クラシードグループでは、専門のチラシデザイナーが御社にあったチラシを作成することができますのでぜひご相談ください。