他のビジネスと同様に、ポスティングビジネスにおいても、「どうすればお客さま(クライアント様)との関係を深められるか?」という課題は非常に重要です。
より深くクライアント様から信頼していただけることで、長期にわたって依頼してくれるリピーターになってもらえるためです。
多くの業界では、お客さまとの関係を深めるために、定期的な営業活動を行っているかと思います。
いわゆる「プッシュ営業」と呼ばれるものです。
プッシュ営業をすることで、取引先や受注を増やすことにつながるためです。
ただし、私の場合は、これまでプッシュ営業を行ったことはありません。
全くのゼロです。
意外かもしれませんが、営業や飛込み営業に行くのは、クラシードの一員になった加盟店様にすぐにお仕事を獲得させる施策であり、ここ伊勢崎では一切営業はしておりません。
あくまでも、自社サイトからの見積依頼と、ポスティングに特化したポータルサイトからの見積り依頼が、ほぼ全てとなっています。
加えて、いただいた仕事は丁寧にこなし、また日報を送信するなどの工夫もするなど、日々の仕事で成果をあげていきます。
その結果、得られた高い反響によって、自然と口コミが広がっていくのです。
口コミが広がっていくと、プッシュ営業は不要となります。
営業活動をしなくても、クライアントがクライアントを呼んでくれるため、自然と事業が安定するのです。
やはり、口コミや紹介ほど、着実に顧客を増やす方法はないと言えるでしょう。
しかも、口コミや紹介であれば、価格競争に巻き込まれることもありません。
私たちがどのような仕事をするのか知ってくれているので、適正な価格を提示してくれますし、こちらもそれに見合うはたらきができるのです。
つまり、お互いに気持ちよく仕事をすることができるのです。
どんなビジネスでもそうですが、プッシュ営業に頼りすぎるのは危険です。
やはり、営業活動をしなくてもいい仕組みをつくることが大切なのです。
もちろん、営業活動そのものは、どの全国展開中のフランチャイズ事業者であるフランチャイジーへも可能です。
特に便利屋(「ベンリー様」「お助け本舗様」など)や清掃系(「お掃除本舗様」など)は、本部から毎月大量にチラシが送られてくるため需要があります。
あるフランチャイズのオーナーから聞いたところによると、本業が忙しくてチラシを配布できないにもかかわらず、1枚4円ほどで購入しているため、捨てるに捨てられないそうです。そうしたところに営業をかければ、間違いなく喜ばれるでしょう。
あとは、選挙前もオススメです。選挙関連のポスティングを受注するには、衆参・県議・市議などの自宅や、選対部長宅などのポストへ投函しておくだけで引き合いがあります。特定の時期だけですが、結果を出せれば次につながる可能性もあります。
さらには、最近の事例ですが、クラシード高崎様と新年会がてら一杯呑んだ居酒屋さんをフェイスブックに投稿したところ、その社長様と繋がりポスティングのお仕事を依頼されたこともありました。
その他、ポスティングの需要が発生しやすいところと言えば、印刷会社が挙げられるでしょう。チラシの印刷を請け負っている印刷会社には、ポスティングの受注が入ることもあります。そのような業者とつながっておけば、自然と顧客を獲得できるのです。
インターネットなどで、チラシのデザインから印刷、配布まで請け負っている企業をたまに見かけますが、そのような企業に問い合わせをしてみると、案外、ポスティングに困っていたりします。そこから、受注を得ることも可能でしょう。
事実、ホームページなどを見てもらい、逆に営業をかけられることも少なくありません。きちんと仕事をしていれば、知名度がある業者から声をかけられることもあるのです。そこから、大口契約につながることもあります。
いずれにしても、お客さまとの関係性を深めたり、取引先を増やしたりする方法はたくさんあります。口コミや紹介の獲得とともに、いろいろな方法を模索し、より多くの依頼元を開拓していきましょう。