ビジネスの継続性を損なう要因として挙げられる「飽き」という観点から考えても、ポスティングビジネスは優れていると言えそうです。
事業者として取り組めば、日々、違う現場に行けるので、飽きがこないのです。
私自身も現役でポスティングを行っていた時も毎日、行くエリアが違うので「飽き」は来なかったですね。毎日が正直、楽しかったです!
だって運動しながら健康的になり、尚且つクライアント様からお金をいただききながら地元を練り歩けるのですからね。
もちろん、チラシ配りそのものは、似たようなルートを同じようにまわるのが基本です。
ただ、必ずしも一定のルートを辿らなければならないわけではなく、より効率的な配布を目指し、歩き方を変えてみるのもひとつの方法です!
さらに、事業者として営業活動をする場合は、それこそいろいろな店舗をまわることになります。その過程で、地域の状況についてより詳しく知ることができたり、あるいは知らなかった道を発見したりなど、楽しみも得られます。
私はかつて、建設系の営業マンとして、群馬から埼玉、都内などさまざまな現場へ車で通っていました。しかし、ポスティングビジネスでいろいろなところへ行くと、そのとき以上に面白いことがたくさんあります。
ポスティングビジネスでまわるのは、おおむね事務所(自宅)から半径20km以内です。その圏内についてくまなく知ることができ、土地勘が養いながら、地域の状況や環境への理解も深まります。
知れば知るほど、自分の住んでいる地域への愛着も湧いてきます。
それもまた、ポスティングビジネスの魅力と言えるでしょう!
チラシ配布と付随して地域の防犯活動という意識をもてば、地域貢献にもつながります。
ちなみに、半径20kmがポスティングビジネスの目安となりますが、車を使えば1時間ぐらいの距離感となります。その中で、効率よくチラシを配布していくことが、ポスティングビジネスの基本となります。
もちろん企業の中には、「隣町でも配ってほしい」「エリアを拡大してほしい」といった要求をするところもあります。それらに対応するかどうかは事業者の判断となりますが、私自身としては、キリがなくなってしまうので断ることが多いです。
やはり、半径20kmというエリアに限定してビジネスを展開するのが、ポスティングビジネスの王道です。エリアを区切ることで、その地域に詳しくなり、また土地勘も自然と養われてきます。
土地勘があるエリアでポスティングをしていると、効率よくまわることができますし、まわる順番や戦略なども立てやすくなります。また、アルバイトスタッフにお願いするときも、適切にアドバイスできるようになるでしょう。
ポスティングビジネスに慣れてきた人は、つい別のエリアにも進出しようと考えてしまうものです。もちろん、余力があればそうしてもいいのですが、基本は半径20kmであることを認識しておくことが大事です。
無理にエリアを広げるよりも、併配できるクライアント様を増やしていったほうが、結果的に収益は安定化します。どれほどがんばっても、配れる人口はそう変わりません。半径20kmの人口50万人ほどがMAXでしょう。
その範囲で、1社ではなく2社、2社ではなく3社と併配できるようになれば、それだけ収益も高まり、また地域に精通できるようになります。あとは、目標となる収入を目指し、アルバイトスタッフを増やすなどして対応すればいいでしょう。
慣れている地域でポスティングするのと、慣れていない地域でポスティングするのとでは、効率が大きく異なります。その地域に精通しているかどうかは、技術的にもビジネス的にも、重要な要素であると言えるでしょう。