集客について考える時、重要なコンセプトに「ダイレクトレスポンスマーケティング」というものがあります。
このダイレクトレスポンスマーケティングとは、各種広告媒体によって情報を発信し、その反応を受けて商品やサービスを販売していく手法です。
このダイレクトレスポンスマーケティングにおいて、キーとなるのがチラシです。
何らかのレスポンスが得られるチラシを投函し、その返答に対してアクションをとりつつ、消費行動を促していくのがポイントとなります。
テレビやラジオ、あるいはインターネット広告というのは、マスに対して訴えることができる反面、その後の行動を促すのは容易ではありません。
繰り返しメディアに流し続けることで認知度は高められるものの、行動に移してもらえるかどうかは未知数です。しかもその広告費は莫大なものとなります。
一方、ダイレクトレスポンスマーケティングでは、知ってもらうことに加えて、行動してもらうことも目指します。
その場合の具体的な行動は、問い合わせや資料請求となりますが、いずれにしても、行動から消費へと直接的に繋げることが可能となるのです。
そこで重要となるのがチラシです。
よくあるケースとしては、クーポンや期間限定割引によって集客に結びつけたり、あるいは問い合わせにつなげたりなど、集客を一歩前に進める役割を担ってくれることとなるわけです。
ダイレクトレスポンスマーケティングについて、さらに掘り下げて見ていきましょう!
その名の通り、ダイレクトレスポンスマーケティングの強みは、直接的な反応です。
いわゆる反響が得られることにあります。
これは、非常に強力な集客ツールとなり得ます。
なぜならば、あらゆるビジネスは、顧客情報を得ることによって加速するからです。
例えば、見込み客のメールアドレスがわかれば、メールマガジンを打つことができます。そこに、見込み客との接点が生まれるわけです。
また、見込み客の住所がわかれば、ダイレクトメールを送ることも可能です。
クーポン付きのダイレクトメールを活用すれば、直接的に集客を促せるだけでなく、定期的にアプローチすることもできるようになります。
最近ではあまり行われなくなっていますが、電話番号を入手することで、電話営業をすることもできます。
ただ、しつこい電話は嫌がられる風潮にあるため、やはり現代においてはメールやダイレクトメールなどが主流となるでしょう。
このように、見込み客の情報を得て、次の営業活動につなげていくところにダイレクトレスポンスマーケティングの強みがあります。
リストの取得から教育、販売までの流れをトータルで管理でき、集客から創客までコントロールできるようになるのです。
では、その顧客情報が得られていない最初の段階では、どのようにアプローチすればいいでしょうか?
資金力がある企業であれば、そこでリストを購入するなどの案も検討できますが、予算が限られている中小零細企業ではそうもいきません....。
そこで、活用されるのがチラシです。
反響が得られやすいチラシをつくり、ポスティングによって投函すれば、そこからダイレクトレスポンスマーケティングの流れをつくることができます。
その点でも、チラシは重要なツールと言えるのです。
マーケティング活動の全体像を踏まえた上で、チラシを上手に活用すれば、それらは優秀な営業マンと同等の、いやそれ以上の働きをしてくれます。
ホームページと同様、接触ポイントが24時間365日あることを考えれば、営業マンよりもより働くと言えるかもしれません。
いずれにしても、チラシを上手に活用している企業ほど、こうしたマーケティングの仕組みを理解しています。
昔ながらの手法として認識するのではなく、現代なりの使い方を模索すれば、まだまだチラシの可能性を広げられるでしょう。