チラシの依頼元を増やす方法として、王道なのは「飛び込み営業」です。
飛び込み営業とは、お店が暇な時間帯を狙い、飛び込みで営業をかけることです。
もちろん、きちんとスーツを着て訪問します。
飛び込み営業の経験がない人は、「厳しく断られるのではないか……」「邪魔者あつかいされるのではないか……」などと心配されるケースが少なくありません。
しかし、基本的には、きちんと対応してくれます。
それこそ、飛び込み営業をした瞬間に追い出されるようなことは、まずありません。
忙しいときは話を聞いてもらえませんが、そういった時間を避けて行くため、大抵の場合は、話を聞いてもらえるのです。
暇な時間というのは、飲食店であればランチタイムやディナータイムを省いたアイドルタイム。
居酒屋であれば仕込みの終わる16時前後でしょう。
或いは、午前中や午後の時間帯を狙えば、店長と話をすることができます。
また、飲食店以外でも、クリーニング店であれば夕方以降を避けたり、学習塾であれば学校が終わる夕方より前に来店したりなど、繁忙期を避けるのはむずかしくありません。
きちんと対応してもらえる時間を狙えばいいだけです。
私自身は、フランチャイズ加盟店様の研修で、各地域での飛び込み営業を経験しています。
その数、1,000軒をゆうに超えています。
ただ、どの地域であっても、まったく話を聞いてもらえないということはほとんどありませんでした。
とくに建設会社や不動産会社など、入るのにちょっと勇気が必要な業種・店舗ほど実は歓迎されるのです。
もともとポスティングの必要性を有していることに加えて、話を持ちかけられることが少ないからかもしれません。
一般的な営業で考えると、飛び込み営業で成約に至るケースは数%ほどではないでしょうか?
それに比べて、ポスティングの飛び込み営業は、とりあえず話を聞いてもらえる可能性が非常に高いです。
加えて、嫌がられるどころか、歓迎されることがあるのもポスティング営業の特徴でしょう!
それだけ多くの事業者様が、ポスティングに悩みを抱えているということです。配らなければならないけれど、配れない....。そういったところに営業をかけましょう。
実際に営業まわりをしてみるとわかりますが、各店舗や事業者から話を聞いていると、周辺地域の実情についても知ることができます。どことどこがライバルで、どの店が儲かっている、などの話を聞けることもあるでしょう。
そのように話を聞くことで、地域の店舗事情に詳しくなれます。
それが、次の営業活動にもつながっていくこととなるのです。ポスティングする地域のことを知れば知るほど、効率的に営業できるようになるでしょう。
あとは、すでに述べているように、正しい方法でポスティングするだけです。
ドアポストへの投函や完全投函、チラシの向き、あいさつなどに加えて、日報の送信とブログの更新を続けていく。それだけで、結果はついてきます。
リピートが増えていき、口コミや紹介で依頼元を増やすことができれば、新規の営業はしなくても問題ありません。もちろん、さらに規模を増やしたいのであれば、継続的に行ってもいいでしょう。
それぞれのエリアには、それぞれの特徴があります。まずは地域をまわってみて、どのような営業先があるのかを知り、コツコツ営業活動を行っていく。そうすれば、営業をしたことがない人でも、依頼元を獲得できるはずです。