捨てられないチラシの代名詞といえば、やはり「クーポン付きチラシ」でしょうやはり!
チラシにクーポンをつければ、「今度、行く時に持っていこう」という心理が働き、とりあえず捨てずに取っておいてもらえます。
チラシを取っておいてもらえるということは、チラシを受け取った時と、実際に使用する時に見てもらえることになるため、効果は2倍です。
また、「いつか使おう」という心理が働き、自然と来店を促せるのです。
たとえば飲食店であれば、オリジナルメニューや期間限定メニューを載せつつ、「ドリンク一杯無料」「大盛り無料」などのクーポンをつけておけば、捨てられない確率が高まります。
もちろんその際には、「チラシをお持ちいただいた方に」という文言が欠かせません!
加えて、学習塾であれば、キャンペーンによる「早期予約割引」や「限定10名まで2コマ講習無料」などのクーポンを付けておくと、「行くかどうかはわからないけど、クーポンが付いているので、捨てるのはもったいないな....」と思ってもらえます。
マクドナルドがよくやっているように、切り離して使えるクーポンを付けるのもいいのですが、人によっては手間に感じられます。
また、きれいに切り取れるチラシをつくるとなると、それなりの手間と費用が必要です。
そのような場合には、チラシそのものを持参してもらうようにすれば問題ありません。クーポンを切り離すのではなく、チラシを持ってきてもらうことだけ記載すれば、チラシそのものが捨てられにくくなるためです。
「チラシ=無料サービス」や「チラシ=クーポン」という印象を醸成できれば、そのチラシを手に取ってもらえる可能性は高まります。チラシを手にすることが、自らの“お得”につながると認識されるためです。
また、ちょっと視点を変えると、チラシのウラ面を白紙にするというのも効果的です。チラシの費用対効果を考えると、両面印刷にしたいと思うのが普通です。しかし、それでもあえてウラ面を白紙にするのです。
では、ウラ面を白紙にすると、どのような効果があるのでしょうか。それは、「ウラ面をノート代わりに使ってもらえる可能性がある」ということです。
お子さんがいる家庭などでは、お絵かき帳代わりに使えてもらえることもあります。
今でこそそうでもありませんが、昔は紙が貴重でした。勉強したり絵を描いたりするのでも、わざわざノートを買ってくるのではなく、チラシのウラ面を利用したものです。現在でも、節約志向が強い人は、そうした発想をもっているはずです。
そこで、あえてチラシのウラ面を白紙にしておく。それを別の用途に使ってもらえば、目につく回数が増えることとなります。ちょっとした工夫ですが、このようなところから反響が得られることもあるのです。
あとは、チラシにチラシ以上の付加価値をつける、という発想も大事でしょう!
チラシ以上の付加価値とはつまり、広告媒体以外のプラス要素をつけるということです。たとえば、「クイズ」や「塗り絵」、「今月の占い」などがわかりやすいでしょうか。
たまに、フリーペーパーなどに、クロスワードパズルがついているのを見かけることがあります。それも、捨てられないための工夫でしょう。
同じような発想で、捨てられないチラシを手がけてみてはいかがでしょうか。